各ツールの無料プラン(または無料トライアル)に、同じ会議音声を入れて文字起こしの精度を比べました。音声は、2人が新しい電話システムの導入と予算を話し合う約2分30秒の架空の会議で、社名・人名・日付・金額・「ISO27001」などの聞き取りにくい言葉を入れています。雑音のない音声と、会議室の雑音を重ねた音声の2種類で試しました。
精度は、正解の原稿と比べて間違えた文字の割合(文字誤り率)で表しています。数字が小さいほど正確です。数字の書き方(「千五百」と「1,500」など)や句読点のちがいは誤りに数えていません。音声は読み上げソフトで作ったはっきりした音声のため、実際の会議では精度が下がることがあります。
テスト日: 2026年11月8日。無料プランで試した結果で、有料プランや今後のアップデートで変わることがあります。
Nottaの結果
今回いちばん誤りが少なく、雑音を重ねてもほとんど精度が落ちませんでした。話者も2人に正しく分かれました。要約も無料で作れましたが、聞き間違えた言葉を要約にもそのまま含めていた箇所があり、要約は確認してから使うのがおすすめです。
Rimo Voiceの結果
雑音の有無で精度が変わらず安定していました。自動で作られた議事録には、音声にない年が書き加えられていた箇所がありました。話者の分離は手動の設定が必要でした。
TurboScribeの結果
話者の分離はとても正確でした。要約機能はなく、文字起こし専用のツールです。
文字起こしさんの結果
登録なしで使える範囲で試しました。雑音ありの音声は、お試しの時間の上限で途中までしか処理されなかったため測定していません。
torunoの結果
雑音があってもあまり精度は落ちませんでしたが、話者の分離は一部しかできませんでした。
Otter.aiの結果
雑音のない音声でも契約日を聞き間違え、その日付が要約にも入っていました。雑音ありの音声では文がまるごと抜ける箇所があり、日本語の会議では精度に差が出ました。
どのツールも人名や日付はおおむね正しく聞き取れましたが、「千五百円」のような金額は多くのツールで聞き間違えていました。議事録や要約に金額・日付を残す場合は、最後に人が確認するのが安全です。今回の条件では、精度と無料プランの使いやすさの両方でNottaが最も良い結果でした。